100年企業探訪会 活動報告

H30年8月28~29日、100年企業探訪会を開催しました。

今回は、日本一の船専業メーカー1901年創業の「今治造船」様への訪問を中心に1泊2日の研修旅行でした。

旅程 28日(火)

【11:30~13:30】

現地集合 『和食処 登喜将(昼食)』

進行(2日間のスケジュール説明)…原田実行委員

記録係…事務局

SNS発信…伊東幹事

【14:00~16:00】

今治造船広島工場見学

開会挨拶…大塚市長

勉強会(常務取締役 広島工場長 檜垣睦也様)

学びのまとめ…鈴木幹事

謝辞…古山実行委員

【16:00~18:30】

竹原観光

【19:00~21:00】

懇親会 ガーデンBBQ

勉強会での気づき・学び(各自発表)

乾杯…名津井不動産建設部会相談役

旅程 29日(水)

【8:30~11:00】

しまなみ海道観光

【11:45~12:30】

道の駅 多々良しまなみ公園 (昼食)

【12:55~14:00】

平山郁夫美術館

【15:00】

JR三原駅にて解散

研修報告

【造船業界の現状】

日本は1956年に建造量で世界トップに立ち、その後「造船王国」として君臨したものの、1980年と1988年に当時の運輸省の指導でそれぞれ35%と,20%の造船設備削減を余儀なくされる。2000年には世界トップの座を韓国に奪われ、2009年には中国にも抜かれて日本は3位に。かつて5割を誇った日本の造船業の世界シェアは今や2割台(2.4兆円)。国土交通省は2025年に3割(6兆円)にまで拡大することを目指すとしている。

【今治造船】

今治造船は1901年創業、今年117年の100年企業。同族(現社長は4代目)、非上場企業。2017年建造量ランキングでは国内1位、世界5位。2度にわたる設備削減の要請で重工系(三菱重工、IHI,川崎重工など)が事業の縮小に動く中、拡大戦略にまい進し日本の造船業を牽引。

【100年企業たる理由】

今回の訪問中、桧垣睦也常務に「造船業界の現状と今治造船について」というタイトルでプレゼンしていただいた。その中で参加者に永続ポイントや、気づき、学びのポイントを挙げてもらったので紹介する。それらをまとめると100年以上永続してきた理由が見えてくる。主に3つのキーワードに集約された。

1.本業に徹する

●「船主と共に伸びる」をスローガンに「船造り一筋」が永続のポイント

●「専業メーカー」として、すべての種類の船舶ラインナップ(カーフェリー、コンテナ運搬船、タンカー、LNG運搬船、ばら積み運搬船等)を建造可能とするなど他社には真似できないトンガリを持つ。=船のデパート

2.ぶれない方針

●国の2度にわたる設備処理要請時で大手重工系が事業を縮小する中でも大量受注による連続建造でコスト競争力を高めたり、近隣造船企業のM&Aで雇用や受注量を維持。

●自社の強みをしっかり掴んでスピード感を持って事業を遂行。

●スケールメリットの重要性を認識している。

●都度チャレンジングな対応をしていないと時代に取り残されることを認識している。

●長期的な観点により仕事量と雇用を確保する。

3.地域と共に

●瀬戸内地域に生産拠点を集約。

●原料調達も工場も近いのでエコノミー&エコロジー

●M&Aも瀬戸内地域に限定。地域の雇用を確保。

その他の気づき・感想

●感動レベルのおもてなし

●人脈の大切さを痛感。広く浅くよりも波長の合う信頼し合える仲間作りが肝要。

●大企業なのにとても謙虚で真摯な対応に感動

●工場入口にISO9000, 14000, OHSAS(品質、環境、労災)の看板が掲げられていた。ゴミひとつなく綺麗に整理整頓されていた。

●手すり等の落下防止の足場が必ず設置されていた。

●フォークリフトの乗り降りするとことにチェーンが設けてあり、安全性が高い。

●公式HPより採用ページのHPの方がデザイン性、コンテンツ共インパクト大。

●高校生、女性向けの特設ページなどもあり、一般的に造船所で働くイメージの薄い女性の採用にも積極的。

●工場内5Sの徹底