経営における顧客第一主義とは?

前回「事業承継における経営者と後継者の心構えについて」に引き続き、高良塾長へのインタビューをお送りいたします。

大事なのは顧客第一主義で経営を行う事です。

もちろん、利益第一主義が間違っているわけではありませんが、私は売上や利益は結果と思っています。

自分達が提供するサービス・製品によってお客様が本当に心から喜んでいただける、「顧客第一主義」こそ、経営者には絶対必要かなと。

経営における2つの顧客とは

では、「顧客とは誰か?」というと、私の中では2つあります。

1つは何かというと、「外部顧客」、つまり「外」のお客様です。
自分のお客様に誠心誠意を込めて、自分達の製品・サービスをお届けして、心から喜んでいただくということ。

そしてもう1つは「内部顧客」。これは社員の事です。これは財産だと考えます。
これを疎かにしているリーダー・経営者だと、うまく行っても一時的なものになってしまいます。

竹田信玄の言葉にみる内部顧客

戦国武将でも私の好きな武田信玄、この方の有名な言葉として「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵」というものがあります。

何しろ自分の部下・社員を大事にすることで、結果的には城となって守ってくれるんだよ、という意味ですね。
これをいい加減にしては、経営者はうまく行かないのだろうな、と思います。

ここまでのまとめ

先ほどお話したMVPDAの「5ション」が1つと、もう1つがこの「顧客第一主義」、この2つを心から大切にすることが、経営者の心得として非常に重要です。

経営者が忘れてはならない「5つの心」とは?につづく

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