経営者が忘れてはならない「5つの心」とは?

前回は「経営における顧客第一主義」についてお話いたしました。

今回は経営者にとって忘れてはならない心構えを、それぞれの頭文字から「KSKSR」と名付けたものをご紹介いたします。

①「感謝」の心

まず最初Kは「感謝の心」です。
経営者として本当に感謝していかないと。

この世の中に生まれていること自体が奇跡ですよ。
自分の親というのが2人いますよね。その親にはまたそれぞれ2人の父母がいる、というふうにこれが10代20代30代と続くと億単位以上の先祖が関わっていることになります。
そのうちの1人でも過去に欠けていると現在の自分がいないわけです。
これは奇跡というほかないですよね。

そう考えると、本当に感謝して一生懸命お仕事もさせていただく、というような気持ちでないと難しいのかな、と思います。

これが最初の「感謝のK」です。

②「尊敬」の心

次に大切なのは、「尊敬」・「尊厳」のSです。

どのような方でも、自分より優れたものをたくさん持っているものです。
ですから、尊厳・尊敬を持って経営に取り組むことがとても重要です。

尊敬・尊厳を持って接していかないと、経営者としてはうまくいきません。

③「謙虚」の心

3つ目のKは「謙虚」です。

どうしても歳をとったり経営者になると、上目線になりがちです。
そうではなく、いかなる時も謙虚な姿勢で一人一人に接していく。これがないと難しいと思います。

④「承認」の心

一人一人をよく見ていると、とんがりや優れた点がたくさんあるものです。

そこのところを承認して、存在感を示してあげる、そういったことができないと、リーダーは務まりません。

⑤「利他」の心

最後のRは「利他の心」です。

特に経営者は、私利私欲ではなく利他の心がないと、難しいと思います。

人間どうしても私利私欲、自分さえよければいい、というふうに無意識のうちになりがちです。

利他の心を持たないと、本当の意味での人徳・人望を得ることはできないでしょう。

まとめ

以上が私の考える経営に大切なKSKSRの5つの心です。

経営をされている方やこれから経営者を目指される方は、いつもこの5つを実践できているか、自問していただければと思います。

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